韓国ドラマ『ロースクール』(Netflix)見どころと感想 ミステリーの中に正義と罪を見る

ロースクール 韓国ドラマ 感想

4月14日、Netflixの新作に追加された韓国ドラマ『ロースクール』。

ロースクールという舞台が新鮮だったのと、凡人では絶対に体験することができない秀才たちの明晰な頭脳をこの目で目撃したいと思い見始めた。

結論から言うと、面白くて吸い込まれるようにハマってしまった。

その見どころと感想を今からネタバレありで書いていこうと思うので、まだ未視聴の方は回れ右をするか、自己責任でよろしくお願いします。

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見どころ1 「芋づる式事件展開」にグイグイと引き込まれる

あらすじは以下のとおり。

国内屈指の名門ロースクールで発生した、不可解な事件。法とは何か、正義とは何か。真実を追い求める法学部教授と野心溢れる学生たちが大きな問いに挑む。

引用元:Netflixドラマ『ロースクール』より

舞台は自分に馴染みのないロースクール。初回から聞きなれない法律用語が沢山登場してきた。しかも、セリフも字幕も早くて、何度か止めたり、巻き戻したりしないとついていけない。

結構ややこしいので、物語から追い出されたような気持ちになり脱落かも…と思ったけれど、それは一瞬。

ハラハラ、ドキドキの「芋づる式事件展開」にどんどん引き込まれていった。

1話冒頭で起こる殺人事件をきっかけに、学生たちの秘密がつぎつぎと姿を現し、その真相をたぐっていくと大きな芋、、、ではなく、巨悪の存在が見えてくる。

韓国ドラマ「ロースクール」の学生たち
画像引用元:Topdaily より

そして学生たちが抱えている事情もすごい。

・被害者の甥
・姉の失踪
・毒親と論文盗用
・父親の自殺
・DV彼氏
・試験問題のハッキング

「いやいや、みんな秘密抱えすぎだし、問題大きすぎ」と思わないではない設定も、「そんなの関係ないんです!」と言わんばかりに、次々と畳み掛けてくるので、グイグイと物語の中へ吸い込まれていった。

そして毎回エンディングには、「えっ!?」と前のめりになってしまう映像をうまく登場させくるので、次を見ずにはいられない。

作り手の仕掛けに軽率にハマってしまう自分もどうかと思ったけれど、「続きはどうなるだろう〜」とワクワクしながら過ごす数週間は楽しかった。

見どころ2 信念がブレないヤン・ジョンフン教授が魅力的

韓国ドラマ「ロースクール」ヤン・ジョンフン教授
画像引用元:JTBC公式サイト より

俳優キム・ミョンミンが演じる検事出身の刑法教授ヤン・ジョンフン。毒舌家で学生たちに恐れられているという設定だけあって、最初から強烈だった。ぎょろっとした目で殺人現場を検証し、講義では、

本件の争点は?
何だ。
性的暴行ではない?
思います?判決文にもそう書くか?
予習したなら答えなさい。

引用元:Netflixドラマ『ロースクール』1話より

と怒涛の質問攻めをされたら、カン・ソルA(リュ・ヘヨン)じゃなくてもメンタルが崩壊してトイレに駆け込んでしまうと思った。

初めの数話は、気難しいヤン教授が苦手だったけれど、途中で魅力に気づいてしまう。

何事にも熱くならず冷静で、権力者たちに微塵も忖度しない態度。そして、

生徒たちが抱える問題に対して、しっかりと彼らの未来を見据え、法曹人としての正義について伝えていく誠実さに後半は好感しかなかった。

見どころ3 ミステリーよりも、気になった学生たちの物語

最も考えさせられたのは、ヤン教授や仲間の言動に心を動かされ、変わっていく学生3人の物語だった。

韓国ドラマ「ロースクール」カン・ソルB
画像引用元:JTBC公式サイト より

1人目は、過激で過干渉な母親に押し付けられ論文盗用をしたカン・ソルB(イ・スギョン)。常に成績上位を維持し「論文は自分が書いた」と頑なに言い続けるが、最後は母親と真っ向勝負をし盗用を認める。

韓国ドラマ「ロースクール」彼氏に脅されるチョン・イェスル
画像引用元:JTBC公式サイト より

2人目は、愛する恋人に強要され、偽証するために証人尋問に立つけれど、途中で「こんなことはできない」と涙ながらに謝罪するチョン・イェスル(コ・ユンジョン)。

韓国ドラマ「ロースクール」ハッキングの罪を犯すユ・スンジェ
画像引用元:JTBC公式サイト より

そして3人目は、元医者で家族もいるユ・スンジェ(ヒョヌ)。危険な誘惑に負け試験問題をハッキングするも、最後は自首し自らその責任を負う。

登場人物がたくさんいるにもかかわらず、良心に従うまでの内面の葛藤や変化を、役者の表情やシーンで丁寧に描いていたので、

もし自分が当事者だったらどんな行動をとるだろうか、ということを真剣に考えてしまった。告白できるだろうか、と。

「良心に従う選択」と「抗う選択」。

罪を認めることはとても勇気がいるし怖い。今まで自分が積み重ねてきたものを全て失いそうで。でも、

「抗う選択」をし続ける方が「良心に従う選択」をするよりもはるかに苦しい、ということを実感させられるストーリーだったと思う。

韓国ドラマ「ロースクール」の学生たち
画像引用元:JTBC公式サイト より

殺人事件の犯人探し以上に、学生たちがそれぞれの問題に立ち向かい成長していく姿や、だんだんと団結し「ロースクールズ」(公式サイトの翻訳で使われていた言葉を拝借)になっていく過程にじわーーーっと感動するドラマだった。

見どころ4 キャストが絶妙!特に秀才と情熱家コンビが◎

そして何と言っても、素晴らしかったのがキャスト。

キム・ミョンミンさんの法廷演説に胸を打たれ、コ・ユンジョンさんの繊細な心情演技に涙し、イ・ジョンウンさん(映画「パラサイト 半地下の家族」で家政婦を怪演した女優さん)の、善人なの?実は何かすごい反転があるのでは?と思わせる巧みな演技にザワザワさせられ。

何かで「演技重視で配役を選んだ」と書いてあるのを読んで納得!みんなピタリと役にハマっていた。

韓国ドラマ「ロースクール」ハン・ジュニとカン・ソルA
画像引用元:JTBC公式サイト より

特に大好きだったのは、犬が苦手なこと以外は、何から何まで完璧な1年生トップのハン・ジュニ(キム・ボム)と、努力しても努力しても結果に結びつかず底辺を彷徨うカン・ソルA(リュ・ヘヨン)の凹凸コンビ。

ひたすら緊張感が続く人間関係のなかで唯一ホッと和ませてくれる存在だった。

韓国ドラマ「ロースクール」ハン・ジュニ
画像引用元:JTBC公式サイト より

出会いは最悪だったけれど、情熱的で素直なカン・ソルAがだんだんと気になる存在になっていき、家まで送ったり、訴訟を手伝ったり、過去問を解説してあげたり、成績を気にかけたり――――ってな感じのハン・ジュニの優しさに何度もときめいた。

中でもふとした瞬間にカン・ソルAに向けるまなざしは、最高に魅力的でドキドキ。ハン・ジュニの出演シーンが楽しみだったから、ちょっとした恋だったに違いない。

この2人がいなかったら、完走できなかったかもしれないと思うくらい見ているのが楽しかった。

残念ながらシーズン2はなさそうなラストだったけれど、ロースクールのみんなにまた会いたいと切に願ってしまう最終回だった。

おわりに

16話を見終わって、心地よい余韻に浸りながらこの記事を書いた。感想を書き終わるまでは「みんなの口コミは見ないぞっ」と決めていたので、これからはインターネットで感想をたくさん拾って楽しみたいと思う。 ラストは恒例、ドラマのポスターで。

韓国ドラマ「ロースクール」ポスター
画像引用元:JTBC公式サイト より

*アイキャッチ画像の写真は、JTBC公式サイトよりお借りしました。

文章: yoko( @_yoko51_

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